Oracleデータディクショナリとは

Oracleデータディクショナリとは、オブジェクトのスキーマ定義等を格納した表のことです。これらのデータ・ディクショナリを参照するために、データ・ディクショナリ・ビューが用意されています。

目次

  1. ALLビュー
    1. ALL_CATALOG
    2. ALL_COL_COMMENTS
    3. ALL_COL_PRIVS
    4. ALL_COL_PRIVS_MADE
    5. ALL_COL_PRIVS_RECD
    6. ALL_CONSTRAINTS
    7. ALL_DB_LINKS
    8. ALL_DIRECTORIES
    9. ALL_INDEXES
    10. ALL_IND_COLUMNS
    11. ALL_LIBRARIES
    12. ALL_MVIEWS
    13. ALL_OBJECTS
    14. ALL_PROCEDURES
    15. ALL_SEQUENCES
    16. ALL_SOURCE
    17. ALL_SYNONYMS
    18. ALL_TABLES
    19. ALL_TAB_COLUMNS
    20. ALL_TAB_COMMENTS
    21. ALL_TAB_PRIVS
    22. ALL_TAB_PRIVS_MADE
    23. ALL_TAB_PRIVS_RECD
    24. ALL_TRIGGERS
    25. ALL_USERS
    26. ALL_VIEWS
  2. DBA
    1. DBA_CATALOG
    2. DBA_COL_COMMENTS
    3. DBA_COL_PRIVS
    4. DBA_COL_PRIVS_MADE
    5. DBA_CONSTRAINTS
    6. DBA_DATA_FILES
    7. DBA_DB_LINKS
    8. DBA_DIRECTORIES
    9. DBA_INDEXES
    10. DBA_LIBRARIES
    11. DBA_MVIEWS
    12. DBA_OBJECTS
    13. DBA_PROCEDURES
    14. DBA_ROLE_PRIVS
    15. DBA_ROLES
    16. DBA_SEGMENTS
    17. DBA_SEQUENCES
    18. DBA_SOURCE
    19. DBA_SYS_PRIVS
    20. DBA_TAB_COLUMNS
    21. DBA_TAB_PRIVS
    22. DBA_TABLES
    23. DBA_TABLESPACES
    24. DBA_TRIGGERS
    25. DBA_USERS
    26. DBA_VIEWS
  3. USERビュー
    1. USER_CATALOG
    2. USER_COL_COMMENTS
    3. USER_COL_PRIVS
    4. USER_COL_PRIVS_MADE
    5. USER_COL_PRIVS_RECD
    6. USER_CONSTRAINTS
    7. USER_DB_LINKS
    8. USER_INDEXES
    9. USER_LIBRARIES
    10. USER_MVIEWS
    11. USER_OBJECTS
    12. USER_PROCEDURES
    13. USER_ROLE_PRIVS
    14. USER_SEQUENCES
    15. USER_SOURCE
    16. USER_SYS_PRIVS
    17. USER_ROLE_PRIVS
    18. USER_TAB_COLUMNS
    19. USER_TAB_COMMENTS
    20. USER_TAB_PRIVS
    21. USER_TAB_PRIVS_MADE
    22. USER_TAB_PRIVS_RECD
    23. USER_TABLES
    24. USER_TABLESPACES
    25. USER_TRIGGERS
    26. USER_VIEWS
  4. その他
    1. GLOBAL_NAME
    2. NLS_DATABASE_PARAMETERS
    3. ROLE_ROLE_PRIVS

権限

名前が「ALL_」または「USER_」で始まるデータディクショナリビューは、すべてのユーザが参照できる。

名前が「DBA_」で始まるデータディクショナリビューは、SELECT ANY DICTIONARY システム権限を持つユーザーだけが参照できる。

ALL_INDEXES

ALL_INDEXES は、現在のユーザがアクセスできる索引を示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

ALL_INDEXES
データ型 NULL 説明
OWNER VARCHAR2(30) NOT NULL 索引の所有者
INDEX_NAME VARCHAR2(30) NOT NULL 索引の名前
INDEX_TYPE VARCHAR2(27) 索引のタイプ
TABLE_OWNER VARCHAR2(30) NOT NULL 索引付きオブジェクトの所有者
TABLE_NAME VARCHAR2(30) NOT NULL 索引付きオブジェクトの名前
TABLE_TYPE CHAR(5) 索引付きオブジェクトの型
UNIQUENESS VARCHAR2(9) 索引が一意かどうか
COMPRESSION VARCHAR2(8) 索引圧縮が使用可能かどうか
PREFIX_LENGTH NUMBER 圧縮キーの接頭辞内の列数
TABLESPACE_NAME VARCHAR2(30) 索引が設定されている表領域の名前
INI_TRANS NUMBER トランザクションの初期数
MAX_TRANS NUMBER トランザクションの最大数
INITIAL_EXTENT NUMBER 初期エクステントのサイズ
NEXT_EXTENT NUMBER セカンダリ・エクステントのサイズ
MIN_EXTENTS NUMBER セグメント内で使用できるエクステントの最小数
MAX_EXTENTS NUMBER セグメント内で使用できるエクステントの最大数
PCT_INCREASE NUMBER エクステント・サイズの増加の割合
PCT_THRESHOLD NUMBER 1索引エントリ当たりの許容ブロック領域のしきい値(パーセント)
INCLUDE_COLUMN NUMBER 索引編成表の主キー索引に含まれる最終列の列ID
FREELISTS NUMBER このセグメントに割り当てられたプロセス空きリストの数
FREELIST_GROUPS NUMBER このセグメントに割り当てられた空きリスト・グループの数
PCT_FREE NUMBER ブロック内の空き領域の最小割合
LOGGING VARCHAR2(3) 索引への変更がロギングされるかどうか
BLEVEL* NUMBER B*ツリー・レベル
LEAF_BLOCKS* NUMBER 索引内のリーフ・ブロックの数
DISTINCT_KEYS* NUMBER 明確に索引付けされた値の数

DBA_INDEXES

DBA_INDEXES は、データーベース内すべての索引を示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

USER_INDEXES

USER_INDEXES は、現在のユーザが所有する索引を示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

ALL_SEQUENCES

ALL_SEQUENCES は、現在のユーザがアクセスできる順序を示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

DBA_SEQUENCES

DBA_SEQUENCES は、データーベース内すべての順序を示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

USER_SEQUENCES

USER_SEQUENCES は、現在のユーザが所有する順序を示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

ALL_SOURCE

ALL_SOURCE は、現在のユーザがアクセスできるストアド・オブジェクトのテキスト・ソースを示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

ALL_SOURCE
データ型 NULL 説明
OWNER VARCHAR2(30) NOT NULL オブジェクトの所有者
NAME VARCHAR2(30) NOT NULL オブジェクト名
TYPE VARCHAR2(12) オブジェクトのタイプ
LINE NUMBER NOT NULL このソース行の行番号
TEXT VARCHAR2(4000) ストアド・オブジェクトのテキスト・ソース

TYPE

ALL_SOURCE データ・ディクショナリ・ビューの TYPE 列は、オブジェクトのタイプを示す。

TYPE
説明
FUNCTION ストアド・ファンクション
JAVA SOURCE Javaソース
PACKAGE ストアド・パッケージ
PACKAGE BODY ストアド・パッケージの本体
PROCEDURE ストアド・プロシージャ
TRIGGER データベース・トリガ
TYPE
TYPE BODY 型の本体

DBA_SOURCE

DBA_SOURCE は、データベース内のすべてのストアド・オブジェクトのテキスト・ソースを示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

DBA_SOURCE
データ型 NULL 説明
OWNER VARCHAR2(30) NOT NULL オブジェクトの所有者
NAME VARCHAR2(30) NOT NULL オブジェクト名
TYPE VARCHAR2(12) オブジェクトのタイプ
LINE NUMBER NOT NULL このソース行の行番号
TEXT VARCHAR2(4000) ストアド・オブジェクトのテキスト・ソース

USER_SOURCE

USER_SOURCE は、現行のユーザが所有するストアド・オブジェクトのテキスト・ソースを示すデータ・ディクショナリ・ビューである。

USER_SOURCE
データ型 NULL 説明
NAME VARCHAR2(30) NOT NULL オブジェクト名
TYPE VARCHAR2(12) オブジェクトのタイプ
LINE NUMBER NOT NULL このソース行の行番号
TEXT VARCHAR2(4000) ストアド・オブジェクトのテキスト・ソース

ROLE_ROLE_PRIVS

ROLE_ROLE_PRIVS は、別のロールに付与されたロールの情報を示すデータ・ディクショナリ・ビューである。表示される情報は、ユーザーがアクセス可能なロールに関するもののみである。

ROLE_ROLE_PRIVS
データ型 NULL 説明
ROLE VARCHAR2(30) NOT NULL ロールの名前
GRANTED_ROLE VARCHAR2(30) NOT NULL 付与されたロール
ADMIN_OPTION VARCHAR2(3) ロールがADMIN OPTION付きで付与されたかどうか
SQL> SELECT * FROM ROLE_ROLE_PRIVS;

ROLE    GRANTED_ROLE ADMIN_OPTION
------- ------------ ------------
Manager Member