ALL_OBJECTS は現在のユーザーがアクセスできるオブジェクトを示すOracleデータ・ディクショナリ・ビューである。
ALL_OBJECTS は次の列を持つ。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
OWNER | VARCHAR2(30) | NOT NULL | オブジェクトの所有者 |
OBJECT_NAME | VARCHAR2(30) | NOT NULL | オブジェクトの名前 |
SUBOBJECT_NAME | VARCHAR2(30) | サブオブジェクトの名前 | |
OBJECT_ID | NUMBER | NOT NULL | オブジェクトのディクショナリ・オブジェクト番号 |
DATA_OBJECT_ID | NUMBER | オブジェクトを含むセグメントのディクショナリ・オブジェクト番号 | |
OBJECT_TYPE | VARCHAR2(19) | オブジェクトの種類 | |
CREATED | DATE | NOT NULL | オブジェクトの作成についてのタイムスタンプ |
LAST_DDL_TIME | DATE | NOT NULL | 前回の変更についてのタイムスタンプ |
TIMESTAMP | VARCHAR2(19) | オブジェクトの作成についてのタイムスタンプ | |
STATUS | VARCHAR2(7) | オブジェクトの状態 | |
TEMPORARY | VARCHAR2(1) | 一時オブジェクトかどうか | |
GENERATED | VARCHAR2(1) | オブジェクトの名前がシステムによって生成されたかどうか | |
SECONDARY | VARCHAR2(1) | セカンダリ・オブジェクトかどうか | |
NAMESPACE | NUMBER | NOT NULL | オブジェクトのネームスペース |
EDITION_NAME | VARCHAR2(30) | オブジェクトが実在するエディションの名前 |
すべてのユーザーが ALL_OBJECTS データ・ディクショナリ・ビューを参照できる。
ALL_OBJECTSデータディクショナリ・ビューから所有者を取得する。
SQL> SELECT OWNER FROM ALL_OBJECTS WHERE OBJECT_NAME = 'EMP';
Oracleデータ・ディクショナリ・ビュー ALL_OBJECTS の OBJECT_NAME 列は、オブジェクトの名前を示す。
無効なシノニムを調べるには、ALL_OBJECTS、DBA_OBJECTS または USER_OBJECTS データディクショナリビューのSTATUS列が INVALID の行をを問い合わせる。
SQL> SELECT OBJECT_NAME FROM USER_OBJECTS WHERE OBJECT_TYPE = 'SYNONYM' AND STATUS = 'INVALID';
Oracleデータ・ディクショナリ・ビュー ALL_OBJECTS の OBJECT_TYPE 列は、オブジェクトの種類を示す。
Oracleデータ・ディクショナリ・ビュー ALL_OBJECTS の STATUS 列は、オブジェクトの状態を示す。
シノニムが有効か無効かを判断するには ALL_OBJECTS、DBA_OBJECTS または USER_OBJECTS データディクショナリビューのSTATUS列を問い合わせる。
SQL> SELECT STATUS FROM USER_OBJECTS WHERE OBJECT_TYPE = 'SYNONYM' AND OBJECT_NAME = 'EXAMPLE';
ALL_OBJECTS に関連するデータ・ディクショナリ・ビューには次のものがある。
オラクル・データベースのデータ・ディクショナリ・ビューには次のものがある。