<data>

<data> はHTML文書に機械可読な形式でデータを記述する要素(タグ)です。人間にとって読みやすい形式でテキストを表示する一方、機械可読な形式でもデータを記述することによって、プログラムから利用しやすくなります。

構文

タグ名、属性名および属性値は大文字と小文字を区別しない。終了タグは省略できない。

<data>
  <!-- phrasing content -->
</data>

内容

data 要素の開始タグと終了タグの間にフレージング・コンテンツを含めることができる。

属性

すべての要素に共通するグローバル属性のほか、以下に示す属性を data 要素に指定できる。

value
機械で読み取り可能な値を指定する。

value 属性の使用例を以下に示す。

<ul>
  <li>
    <data value="4041001013">吾輩は猫である (角川文庫)</data>
  </li>
  <li>
    <data value="4167158051">吾輩は猫である (文春文庫)</data>
  </li>
  <li>
    <data value="410101003X">坊っちゃん (新潮文庫)</data>
  </li>
</ul>

JavaScript

JavaScript から HTMLDataElement インタフェースを通じて time 要素へアクセスできる。

HTMLDataElement インタフェースのプロパティを次に示す。

value
data 要素の value 属性を示す文字列型のプロパティで、読み書き可能である。

value プロパティの使用例を次に示す。

<data id="example" value="4041001013">吾輩は猫である (角川文庫)</data>
<script>
  const htmlDataElement = document.getElementBydId("example");
  console.log(htmlDataElement.value);
</script>
吾輩は猫である (角川文庫)

HTMLDataElement インタフェースは HTMLElement インタフェースを継承しているので、HTMLElement インタフェースのプロパティやメソッドも利用できる。

参考文献

参考文献

Web Hypertext Application Technology Working Group (2025) HTML Living Standard