アンカー(anchor)を設定します。アンカーをクリックすると、リンク先にジャンプすることができます。 <A>はインライン要素です。
HTML要素のタグ名、属性名および属性値は、大文字と小文字のどちらでもよい。a 要素の終了タグは省略できない。
<a>
<!-- transparent -->
</a>
a要素のコンテンツモデルは透過的である。つまり、コンテンツモデルは変更されない。フローコンテンツの中であればフローコンテンツ、記述コンテンツの中であれば記述コンテンツをa要素の開始タグと終了タグの間に含めることができる。
属性は全て省略可能です。
OS | ウェブブラウザ | アクセスキーの操作方法 |
---|---|---|
Linux | Chrome | Alt + Shift + アクセスキー |
Firefox | Alt + Shift + アクセスキー | |
Mac | Chrome | control + option + アクセスキー |
Firefox | control + option + アクセスキー | |
Safari | control + option + アクセスキー | |
Windows | Chrome | Alt + アクセスキー |
Edge | Alt + アクセスキー | |
Firefox | Alt + Shift + アクセスキー | |
Internet Explorer | Alt + アクセスキー |
<a href="/" draggable="true">SE学院</a>
<a href="/" draggable="false">SE学院</a>
名前を指定します。指定した名前にリンクするときは、hrefに"#name"と指定します。他のページの指定した名前にリンクするときは、hrefに"URI#name"と指定します。
リンク先のURIを「scheme:expr」の形式で指定する。schemeには、IANAのURIスキームを指定する。
URI scheme | Description |
---|---|
file | ホストのファイル |
ftp | File Transfer Protocol |
http | Hypertext Transfer Protocol |
https | Hypertext Transfer Protocol Secure |
mailto | 電子メールアドレス |
javascript | JavaScript (IANAのURI Schemeには未登録) |
httpスキームの例を示す。
<a href="http://itref.fc2web.com/">SE学院</a>
相対パスで指定することもできる。
<a href="../index.html">SE学院</a>
HTML文書の先頭ではなく、HTML文書内の特定箇所へリンクするときは、#
識別子(リンク先がリンク元と同じHTML文書内の場合)または、uri#
識別子(リンク先がリンク元と異なるHTML文書内の場合)と指定する。
<a href="#attr">属性</a>
<a href="http://itref.fc2web.com/html/a.html#attr">a要素の属性</a>
hrefのURIとして "mailto:メールアドレス" を指定すると、アンカーをクリックしたときにメーラーが起動されて、指定のメールアドレスにメールを書くことができます。 <BASE> で基準URIが指定されているときは、基準URIからの相対指定となります。 javascript:
に続けてJavaScriptを記述することもできます。
<a href="mailto:hyouban-info@en-japan.com">メールを出す</a>
リンク先のページを開くときに現在のウィンドウを使うか、新しいウィンドウを開くかを指定します。省略した場合は、現在のウィンドウを使います。
値 | 意味 |
---|---|
_self | 現在のウィンドウを使います(規定値) |
_blank | 新しいウィンドウ又は新しいタブを開きます |
_top | フレーム分割している場合、フレームを解除して現在のウィンドウを使います |
名前 | 指定した名前のフレームを使います |
<a href="https://segakuin.com/" target="_blank">SE学院</a>
この文章から見た参照先文書との関係。
属性値 | 意味 |
---|---|
Alternate | 代替文書 |
Contents | 目次 |
Copyright | 著作権情報 |
Glossary | 用語集 |
Index | 索引 |
Next | 次の文書 |
Parent | 親(上位)の文書 |
Prev | 前の文書 |
sponsored | 広告や有料プレースメントのリンク(有料リンク) |
Stylesheet | スタイルシート |
rel
属性と同じ。属性値 | 意味 |
---|---|
rect | 矩形 |
poly | 多角形 |
circle | 円形 |
default | デフォルト |
属性値 | 意味 |
---|---|
rect | 左上の座標 (x1, y1) と 右下の座標 (x2, y2) を x1,y1,x2,y2 の形式で指定(規定値) |
poly | 各辺の座標を指定 |
circle | 円の中心の座標 (x, y) と 円の半径 (r) を x,y,r の形式で指定 |
A 要素の使用例と表示サンプルを次に示します。表示結果はブラウザによって異なることがあります。
<a href="https://tsuker.net/">資産運用のすゝめ</a>
HTML文書の先頭ではなく、HTML文書内の特定個所へジャンプさせる場合、リンク先を設定する方法が2通りあります。
XHTML 1.1では、a要素のname属性が廃止されたので、id属性に識別子を指定する方法しかありません。
a要素のname属性に名前を指定する例を次に示します。
<h2><a name="SYNTAX">構文</a></h2>
<p><a href="#SYNTAX">ここ</a>をクリックすると、構文へ戻ります。</p>
ここをクリックすると、構文へ戻ります。
ジャンプ先の要素のid属性に識別子を指定する例を次に示します。
<h2 id="ATTRIBUTES">属性</h2>
<p><a href="#ATTRIBUTES">ここ</a>をクリックすると、属性へ戻ります。</p>
ここをクリックすると、属性へ戻ります。
リンクをクリックした際、JavaScriptの実行のみ行い、どこの画面にも遷移させたくない場合、return false
を実行する。onclickイベントハンドラの返り値としてfalseを返した場合、画面遷移処理は行われなくなる。
<a href="# " onclick="foo();return false ">
Web Hypertext Application Technology Working Group (2024) "Text-level semantics" HTML Living Standard