HTMLの<em>タグは、語句を強調します。
開始タグ <em>
と終了タグ </em>
に囲まれた文字列を強調します。
<em>
<!-- phrasing content -->
</em>
開始タグと終了タグの間にはインライン要素を含めることができます。終了タグは省略できません。属性はすべて省略可能です。
HTMLタグ <em> の使用例と表示サンプルを次に示します。
The <em>quick brown</em> fox jumps over the lazy dog.
The quick brown fox jumps over the lazy dog.
英語では強調する語句をイタリック体で表記する習慣がある。そのため、英語のフォントでは強調する語句がイタリック体で表示される。
日本語のフォントにはイタリック体が用意されていないことが多い。そのため、日本語の語句を強調しても、表示上変わらないことがある。
語句を<em>強調</em>することができます。
語句を強調することができます。
日本語では強調する語句に傍点を打ったり、太字で表記する習慣がある。
太字で表示するには、font-weight CSSプロパティを使用する。
語句を<em style="font-weight: bold;">強調</em>することができます。
語句を強調することができます。
語句に傍点を打つには、text-emphasis または -webkit-text-emphasis CSSプロパティを使用する。
語句を<em style="text-emphasis: dot; -webkit-text-emphasis: dot;">強調</em>することができます。
語句を強調することができます。
em要素には次に示す属性を指定できる。
em要素は次に示すカテゴリに属する。
em 要素の開始タグと終了タグの間には、フレージング・コンテンツを含めることができる。具体的には、以下に示す要素である。
<a>
<abbr>
<area>
(マップ要素の子孫である場合)<audio>
<b>
<bdi>
<bdo>
<br>
<button>
<canvas>
<cite>
<code>
<data>
<datalist>
<del>
<dfn>
<em>
<embed>
<i>
<iframe>
<img>
<input>
<ins>
<kbd>
<label>
<link>
(本文中で許可されている場合)<map>
<mark>
<math>
<meta>
(itemprop 属性が存在する場合)<meter>
<noscript>
<object>
<output>
<picture>
<progress>
<q>
<ruby>
<s>
<samp>
<script>
<select>
<slot>
<small>
<span>
<strong>
<sub>
<sup>
<svg>
<template>
<textarea>
<time>
<u>
<var>
<video>
<wbr>
em要素はタグを省略できない。
JavaScriptからは HTMLElement インタフェースを通じてem要素へアクセスできる。
let dir = document.getElementById('em1').dir;
let lang = document.getElementById('em1').lang;
let title = document.getElementById('em1').title;
Web Hypertext Application Technology Working Group 2023. Text-level semantics. HTML Living Standard