HTML <strong>

開始タグ <strong> と終了タグ </strong> で囲まれた文字列を強調します。<em> より強い強調を表します。強調された単語はブラウザで表示したときに太文字などで表示されます。

strongとbの違い

strong要素はコンテンツを重要としてマークアップしたうえ、強調表示する。b要素はコンテンツを重要としてマークアップせずに、強調表示する。

bとstrongの違い
strong b
意味 強調する 強調しない
表示 強調する 強調する

概要

HTML要素のタグ名、属性名および属性値は、大文字と小文字のどちらでもよい

<strong>
  <!-- phrasing content -->
</strong>

開始タグと終了タグの間にはインライン要素を含めることができます。属性はすべて省略可能です。

HTMLタグ <strong> の使用例と表示サンプルを次に示します。

文字が<stron>強調表示</strong>されます。

文字が強調表示されます。

コンテンツ・モデル

strong 要素の開始タグと終了タグの間には、フレージング・コンテンツを含めることができる。具体的には、以下に示す要素である。

タグの省略

strong 要素の開始タグと終了タグは省略できない。

属性

次に示す属性をstrong要素に指定できる。

class
CSSのクラスを指定する。空白で区切って、複数のクラスを指定できる。
id
HTML文書内で一意な識別子を指定する。
lang
言語を指定する。
style
CSSのプロパティを指定する。セミコロンで区切って、複数のプロパティを指定できる。

JavaScript

JavaScript から HTMLElement インタフェースを通じて strong 要素にアクセスできる。

参考文献

Web Hypertext Application Technology Working Group (2024) Text-level semantics HTML Living Standard