JSTL <c:import>

<c:import>は外部のコンテンツをインポートするJSTL（JSP標準タグライブラリ）タグである。インポートした結果はそのまま出力されるが、変数に格納することもできる。

構文

外部のリソースをインポートする。

<c:import url="url" />

外部のリソースがリクエストパラメータを必要とする場合に、パラメータを渡して外部リソースをインポートする。

<c:import url="url" >
  <c:param name="name" value="value" />
</c:import>

<c:import>の属性

<c:import>には次の属性を指定できる。

<c:import>の属性
属性	説明	必須
charEncoding	インポートするリソースのエンコーディング	No
context	外部のコンテキストからインポートする場合のコンテキスト名	No
scope	変数を格納するスコープ	No
url	インポートするリソースの相対パス又は絶対パス	Yes
var	インポートした結果を格納する変数名	No
varReader	インポートした結果を格納する変数名。バイナリデータなどを読み込む場合に使用する。	No

<c:import>の使用例

外部のJSPをインポートして、出力する。

<%@ page contentType="text/html; charset=UTF-8" %>
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsp/jstl/core" prefix="c" %>
<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>Core import tag</titile>
  </head>
  <body>
    <c:import url="header.jsp" charEncoding="UTF-8" />
  </body>
</html>

外部のHTMLをインポートして、変数に設定する。

<%@ page contentType="text/html; charset=UTF-8" %>
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsp/jstl/core" prefix="c" %>
<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>Core import tag</titile>
  </head>
  <body>
    <c:import url="index.html" var="data" charEncoding="UTF-8" />
    <c:out value="${data}" />
  </body>
</html>

リクエストパラメータを指定して外部リソースをインポートする。

<%@ page contentType="text/html; charset=UTF-8" %>
<%@ taglib uri="http://java.sun.com/jsp/jstl/core" prefix="c" %>
<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>Core import tag</titile>
  </head>
  <body>
    <c:import url="http://itref.fc2web.com/sample.jsp" charEncoding="UTF-8" />
      <c:param name="user" value="tsuka" />
      <c:param name="role" value="administrator" />
    </c:import>
  </body>
</html>

JSTL (JavaServer Pages Standard Tag Library)

JSP (JavaServer Pages) には、他にも次のJSP標準タグライブラリ（JSTL）がある。

ディレクティブ

JSPには次のディレクティブがある。

アクションタグ

JSPには次のアクションタグがある。