Oracle動的パフォーマンスビューの一覧と権限

動的パフォーマンスビューとは、Oracleデータベースの稼働情報が格納されているビューのことです。この記事では、動的パフォーマンスビューの一覧と権限についてご紹介します。

動的パフォーマンスビューの一覧

Oracleデータベースには次の動的パフォーマンスビューがある。

動的パフォーマンスビューの一覧
動的パフォーマンスビュー 説明
V$DATABASE データベースに関する情報
V$INSTANCE 現行インスタンスの状態
V$LICENSE ライセンス制限の情報
V$LOGFILE REDOログファイルの情報
V$NLS_PARAMETERS NLSパラメータの現在の設定値
V$PARAMETER セッションレベルの初期化パラメータ
V$PROCESS プロセスの情報
V$SESSION セッションの情報
V$SPPARAMETER サーバパラメータファイルの初期化パラメータ
V$SQL 共有SQL領域の統計情報
V$SYSTEM_PARAMETER 初期化パラメータの情報

参照権限

原則として、すべてのユーザが動的パフォーマンスビューの参照権限を持っている。ただし、動的パフォーマンスビューによっては個別に参照権限が必要なものもある。

結合できない

動的パフォーマンスビューは単純な問い合わせのみ行える。他の表やビューと結合することはできない。

V$LICENSE

V$LICENSEは、ライセンス制限の情報を示す動的パフォーマンス・ビューである。

データ型 説明
SESSIONS_MAX NUMBER インスタンスに対して認可される同時ユーザー・セッションの最大数
SESSIONS_WARNING NUMBER 警告を発生するインスタンスに対する同時ユーザー・セッション数
SESSIONS_CURRENT NUMBER 同時ユーザー・セッションのカレント数
SESSIONS_HIGHWATER NUMBER インスタンス起動時以降の同時ユーザー・セッションの最大数
USERS_MAX NUMBER データベースに対して指定できるユーザーの最大数
CPU_COUNT_CURRENT NUMBER システム上の論理CPUまたはプロセッサの現在の数
CPU_CORE_COUNT_CURRENT NUMBER システム上のCPUコアの現在の数
CPU_SOCKET_COUNT_CURRENT NUMBER システム上のCPUソケットの現在の数
CPU_COUNT_HIGHWATER NUMBER インスタンスの起動後のシステム上のCPUコアの最大数
CPU_SOCKET_COUNT_HIGHWATER NUMBER インスタンスの起動後のシステム上のCPUソケットの最大数

V$LOGFILE

V$LOGFILEは、REDOログ・ファイルの情報を示す動的パフォーマンス・ビューである。

V$LOGFILE
データ型 説明
GROUP# NUMBER REDOログ・グループ識別子番号
STATUS VARCHAR2(7) ログ・メンバーの状態
TYPE VARCHAR2(7) ログ・ファイルのタイプ
MEMBER VARCHAR2(513) REDOログ・メンバー名
IS_RECOVERY_DEST_FILE VARCHAR2(3) ファイルが高速リカバリ領域に作成されたかどうか

V$NLS_PARAMETERS

V$NLS_PARAMETERSは、NLSパラメータの現在の設定値を示す動的パフォーマンス・ビューである。

V$NLS_PARAMETERS
データ型 説明
PARAMETER VARCHAR2(64) NLSパラメータ名
VALUE VARCHAR2(64) NLSパラメータ値

PARAMETER列はNLSパラメータの名前を示す。

V$NLS_PARAMETERS動的パフォーマンス・ビューからNLSパラメータを問い合わせるSQLの例を次に示す。

SQL> SELECT VALUE FROM V$NLS_PARAMETERS WHERE PARAMETER = 'NLS_DATE_FORMAT';

VALUE
------------------
RR-MM-DD

SQL>

V$PARAMETER

V$PARAMETERは、セッションに現在有効になっている初期化パラメータの情報を示す。新規セッションは、V$SYSTEM_PARAMETERビューに表示されるインスタンス全体の値からパラメータ値を継承する。

V$PARAMETER
データ型 説明
NUM NUMBER パラメータ番号
NAME VARCHAR2(80) パラメータ名
TYPE NUMBER パラメータ・タイプ
VALUE VARCHAR2(4000) セッションのパラメータ値
DISPLAY_VALUE VARCHAR2(4000) わかりやすいフォーマットのパラメータ値
ISDEFAULT VARCHAR2(9) パラメータがデフォルト値に設定されるかどうか
ISSES_MODIFIABLE VARCHAR2(5) パラメータをALTER SESSIONで変更できるかどうか
ISSYS_MODIFIABLE VARCHAR2(9) パラメータをALTER SYSTEMで変更できるかどうか
ISINSTANCE_MODIFIABLE VARCHAR2(5) ALTER SYSTEMで変更できるパラメータに対して、インスタンスごとに異なる値を使用できるか
ISMODIFIED VARCHAR2(10) パラメータがインスタンスの起動後に変更されたかどうか
ISADJUSTED VARCHAR2(5) 適切な値になるように、Oracleが入力値を調整したかどうか
ISDEPRECATED VARCHAR2(5) パラメータが非推奨であるかどうか
ISBASIC VARCHAR2(5) パラメータが基本パラメータかどうか
DESCRIPTION VARCHAR2(255) パラメータの説明
UPDATE_COMMENT VARCHAR2(255) 最新の更新に対応付けられたコメント
HASH NUMBER パラメータ名のハッシュ値

V$SPPARAMETER

V$PARAMETERは、セッションに現在有効になっている初期化パラメータの情報を示す。新規セッションは、V$SYSTEM_PARAMETERビューに表示されるインスタンス全体の値からパラメータ値を継承する。

V$SPPARAMETER
データ型 説明
SID VARCHAR2(80) パラメータが定義されているSID
NAME VARCHAR2(80) パラメータ名
TYPE VARCHAR2(11) パラメータ・タイプ
VALUE VARCHAR2(255) パラメータ値
DISPLAY_VALUE VARCHAR2(255) わかりやすいフォーマットのパラメータ値
ISSPECIFIED VARCHAR2(6) ラメータがサーバー・パラメータ・ファイルに指定されているかどうか
ORDINAL NUMBER パラメータ値の位置
UPDATE_COMMENT VARCHAR2(255) 最新の更新に関連するコメント