<COL> は表の列に属性を指定するHTMLタグです。 縦の1列に対してスタイル(文字の大きさや色など)を統一したい場合、ひとつひとつのセルに対してスタイルを指定しなくても <COL> タグを使用することで、縦の1列すべてのスタイルを統一することができます。 <COLGROUP>タグと</COLGROUP>タグで挟むことにより、複数の<COL>タグをグループ化することができます。
<col></col>
col要素タイプの開始タグは省略できない。
col要素タイプの終了タグは省略できる。
<col class="odd">
<col class="even">
XML形式では以下のように終了タグを省略する。
<col class="odd" />
<col class="even" />
col要素タイプのコンテンツモデルは空である。col要素タイプの開始タグと終了タグの間には、要素や文字列を入れることができない。
<col class="bg-silver black">
<col id="primary-key">
2つの列に対して背景色を指定する例を以下に示す。
<table>
<col span="2" style="background-color: aquamarine">
<thead>
<tr>
<th>コード<th>
<th>金融機関<th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>0001</td>
<td>みずほ銀行</td>
</tr>
<tr>
<td>0005</td>
<td>三菱UFJ銀行</td>
</tr>
<tr>
<td>0009</td>
<td>三井住友銀行</td>
</tr>
</tbody>
</table>
コード | 金融機関 |
---|---|
0001 | みずほ銀行 |
0005 | 三菱UFJ銀行 |
0009 | 三井住友銀行 |
以下に示すCSSプロパティをcol要素タイプに指定することができる。
列に対して背景色と横幅を指定する例を以下に示す。
<table>
<col style="background-color: aquamarine">
<col style="width: 12rem">
<thead>
<tr>
<th>コード<th>
<th>金融機関<th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>0001</td>
<td>みずほ銀行</td>
</tr>
<tr>
<td>0005</td>
<td>三菱UFJ銀行</td>
</tr>
<tr>
<td>0009</td>
<td>三井住友銀行</td>
</tr>
</tbody>
</table>
コード | 金融機関 |
---|---|
0001 | みずほ銀行 |
0005 | 三菱UFJ銀行 |
0009 | 三井住友銀行 |
col要素に指定したCSSプロパティは、表のセル内にあるテキストに影響を及ぼさない。したがって、以下のスタイルシートを指定することはできない。(指定しても効果が無い)
上記のCSSプロパティを縦の列に対して適用したい場合は、各セルのth要素やtd要素に対してひとつづつスタイルシートを指定するしかない。
スタイルの優先順位は「td要素 > tr要素 > tbody要素 > col要素 > table要素」である。
Web Hypertext Application Technology Working Group (2022) "Tabular data" HTML Living Standard