DROP DIRECTORY

DROP DIRECTORYはディレクトリ・オブジェクトを削除するSQL文である。

Oracleデータベース内にどのようなディレクトリ・オブジェクトが存在するかは、DBA_DIRECTORIES データディクショナリを問い合わせることで分かる。

構文

データベースからディレクトリ・オブジェクトを削除する。

DROP DIRECTORY name

ディレクトリは非スキーマ・オブジェクトであるため、スキーマ名は指定できない。

name
削除するディレクトリ・オブジェクトの名前を指定する。
SQL> DROP DIRECTORY data_pump_dir;
SQL> DROP DIRECTORY preupgrade_dir;

分類

DDL (Data definition language)

必要な権限

ディレクトリ・オブジェクトを削除するには、DROP ANY DIRECTORYシステム権限が必要である。

ディレクトリ内のファイルを読み取るためには、READ オブジェクト権限が必要である。

ディレクトリ内のファイルに書き込むためには、WRITE オブジェクト権限が必要である。

関連SQL

DROP DIRECTORYに関連するSQL文を次に示す。

CREATE DIRECTORY
ディレクトリ・オブジェクトを作成する。

関連データディクショナリ

DROP DIRECTORYに関連するデータ・ディクショナリ・ビューを次に示す。

ALL_DIRECTORIES
現在のユーザーがアクセスできるディレクトリ・オブジェクト
DBA_DIRECTORIES
データベース内すべてのディレクトリ・オブジェクト