jQueryではマウスクリックなどのイベント処理を行うことができます。この記事では、jQueryのイベントオブジェクトとその使い方をサンプルを交えてご紹介します。
イベントハンドラ(イベントが発生したときに実行される処理)を指定する。
window.jQuery(exprt).on(eventName, function([eventObject]){ script })
jQuery(exprt).on(eventName, function([eventObject]){ script })
window.$(exprt).on(eventName, function([eventObject]){ script })
$(exprt).on(eventName, function([eventObject]){ script })
イベントオブジェクトが渡される。
次に示すメソッドでもイベントハンドラを設定できる。
jQueryObject.mouseleave(handler)
<p id="p1">ここをクリックしてください。</p>
<script>
$('#p1').on('click', function(e){
alert(e.type + 'イベントが発生しました。');
});
</script>
上記の実行結果を次に示す。
ここをクリックしてください。
jQeuryのイベント処理では、独自のイベントオブジェクトが生成される。イベントオブジェクトは、イベントハンドラの引数として渡される。
プロパティ | 説明 |
---|---|
currentTarget | 現在のDOM要素 |
data | バインド時に渡されるデータ |
pageX | イベント発生時のマウスポインタのドキュメントの左端からの位置 |
pageY | イベント発生時のマウスポインタのドキュメントの上端からの位置 |
namespace | イベントの名前空間 |
relatedTarget | 発生したイベントに関係するほかのDOM要素 |
result | イベントハンドラが最後に返した値 |
target | イベント発生時のDOM要素 |
timeStamp | イベント発生時のエポック秒(ミリ秒) |
type | イベントの種別 |
which | キーボードイベントで押されたキーのコード |
メソッド | 説明 |
---|---|
preventDefault | イベントのデフォルトの動作を停止する。 |
isDefaultPrevented | preventDefaultが呼び出されたかどうかを返す。 |
stopImmediatePropagation | イベントのバブリングを停止する。 |
isImmediatePropagationStopped | stopImmediatePropagationが呼び出されたかどうかを返す。 |
stopPropagation | イベントのバブリングを停止する。 |
isPropagationStopped | stopPropagationが呼び出されたかどうかを返す。 |