<ins> と </ins> に囲まれた範囲が追加部分であることを示します。
HTMLの場合、タグ名及び属性名は大文字と小文字を区別しない。
<INS>
<!-- transparent -->
</INS>
XHTMLの場合、タグ名及び属性名は小文字で記述する。
<ins>
<!-- transparent -->
</ins>
ins要素の使用例を次に示す。
Extensible <ins>HyperText</ins> Markup Language
Extensible HyperText Markup Language
挿入した部分には、ウェブ・ブラウザによって何らかの視覚効果を与えられる。たとえば、Google Chromeでは下線が引かれる。ただし、この視覚効果についてはHTMLの仕様で決められているわけではなく、ウェブ・ブラウザによって異なる。
次の属性を指定できます。属性は全て省略可能です。
<ins cite="https://segakuin.com/html/ins.html">
example
</ins>
<ins class="insert">
example
</ins>
<ins datetime="2021-10-01 00:00Z">
example
</ins>
値 | 値 |
---|---|
ltr | 左から右へ記述する (日本語や英語など) |
rtl | 右から左へ記述する (アラビア語など) |
auto | ユーザーエージェントに決定させる |
値 | 説明 |
---|---|
en | 英語 |
ja | 日本語 |
<ins lang="en">
example
</ins>
<ins style="color: red;">
example
</ins>
ins要素は次示すカテゴリに属する。
ins要素のコンテンツ・モデルは透過的である。透過的な要素はコンテンツ・モデルを変更しないので、親要素で許可されるコンテンツを含むことができる。
たとえば、p 要素のコンテンツ・モデルはフレージング・コンテンツなので、ins 要素のコンテンツ・モデルもフレージング・コンテンツとなる。
<p>
<!-- phrasing content -->
<ins>
<!-- phrasing content -->
</ins>
</p>
aside 要素のコンテンツ・モデルはフロー・コンテンツなので、ins 要素のコンテンツ・モデルもフロー・コンテンツとなる。
<aside>
<!-- flow content -->
<ins>
<!-- flow content -->
</ins>
</aside>
ins要素は親要素にコンテンツを追加するので、親要素に含められるコンテンツを追加できるのは当然であるし、親要素に含められないコンテンツを追加できないのも自明である。
ins要素の開始タグおよび終了タグは省略できない。
JavaScriptからはHTMLModElementインタフェースを通じてins要素へアクセスできる。
interface HTMLModElement : HTMLElement {
[HTMLConstructor] constructor();
[CEReactions] attribute USVString cite;
[CEReactions] attribute DOMString dateTime;
};
HTMLModElementインタフェースは次に示すプロパティを持つ。
cite = document.getElementById("example").cite;
dateTime = document.getElementById("example").dateTime;
Web Hypertext Application Technology Working Group (2021) "Edits" HTML Living Standard