Python

Python はオープンソースのスクリプト言語です。

Python

目次

  1. インストール
    1. Windows
    2. Linux
  2. コマンド
    1. pip
    2. python
  3. 演算子
    1. 算術演算子
      1. +
      2. -
      3. *
      4. /
      5. //
    2. 関係演算子
      1. ==
      2. !=
      3. >
      4. <
      5. >=
      6. <=
    3. 論理演算子
      1. and
      2. or
      3. not
    4. ビット演算子
      1. <<
      2. >>
      3. &
      4. |
      5. ^
  4. ステートメント
    1. for
    2. if
    3. while
    4. with
    5. import
  5. リテラル
    1. "string"
    2. 'string'
    3. 0b
    4. 0o
    5. 0x
  6. コメント
    1. # comment
  7. 関数
    1. list()
    2. open()
    3. print()
    4. range()
    5. split()
  8. モジュール
    1. datetime
    2. FTP
    3. re
    4. requests
    5. sys
  9. API
    1. EDINET
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Python入門

WindowsにPythonをインストールする

PythonはPython Software Foundationの公式ウェブサイト(www.python.org)から入手する。

  1. Python Software Foundationの公式ウェブサイトからインストーラ(python-3.x.x.exe)をダウンロードする。
  2. ダウンロードしたインストーラを実行する。

Ubuntu/Linux Mint に Python をインストールする

Ubuntu または Linux Mint には、あらかじめ Python がインストールされている。もし何らかの理由で Python をインストールするには、apt コマンドを実行する。

$ sudo apt install python3

python3

Pythonのプログラムを実行するには、コマンドを逐次入力・実行する対話モードと、プログラムのソースコードをファイルに保存したものを実行する2通りの方法がある。

Pythonを対話モードで実行するには、まずPythonを起動する。 Pythonを起動すると、「>>>」という記号が表示される。これは、コマンドの入力を促す記号(プロンプト)である。ここでコマンドを入力してEnterキーを押すと、即座に実行される。

>>> print("Hello, world!")
Hello, world!
>>>

Pythonの構文規則にはインデント(字下げ)の決まりがあり、不要なところでインデントを行うと、エラーになる。たとえば、コマンドの前に空白やタブを入力するとエラーになる。

>>> print("Hello, world!")
Hello, world!
>>>     print("Hello, world!")
File "<stdin>", line 1
  print("Hello, world!")
  ^
IndentationError: unexpected indent
>>>

Pythonは電卓としても使用できる。コマンドプロンプトに数式を入力すると、計算結果が表示される。

>>> 1+2
3
>>> 3-4
-1
>>> 5*6
30
>>> 7/8
0.875
>>>

オプション

python3 コマンドには、以下に示すオプションを指定できる。

-h
ヘルプを表示して、コマンドを終了する。(POSIXオプション)
$ python3 -h
-?
ヘルプを表示して、コマンドを終了する。(POSIXオプション)
$ python3 -?
--help
ヘルプを表示して、コマンドを終了する。(GNUオプション)
$ python3 --help

Pythonの演算子

算術演算子

Python には、以下に示す算術演算子がある。

Pythonの算術演算子
演算子 説明
+ 加算
- 減算
* 乗算
/ 除算
// 除算(小数点以下切り捨て)

Python で対話的に算術演算を行う例を以下に示す。

$ python3
>>> 1 + 2 * 3
7
>>> 5 / 2
2.5
>>> 5 // 2
2

関係演算子

Pythonの関係演算子
演算子説明
==等しい
!=等しくない
>大きい
<小さい
>=大きいか等しい
<=小さいか等しい

論理演算子

Pythonの論理演算子
演算子説明
and論理積
or論理和
not否定

ビット演算子

Python には、以下に示すビット演算子がある。

Pythonのビット演算子
演算子説明
>>右ビットシフト
<<左ビットシフト
&ビット論理積
|ビット論理和
^ビット排他的論理和

Python で対話的にビット演算を行う例を以下に示す。

$ python3
>>> 8 >> 1
4
>>> 8 >> 2
2
>>> 8 << 1
16
>>> 8 << 2
32

配列

Pythonで配列を作るには、次のようにする。

a = [0, 1, 2]

Pythonでは配列に異なる型のデータを入れることができる。

a = [1, 2, 'foo', 'bar']

list()関数を使って配列を作ることもできる。

a = list((0, 1, 2))

rangeオブジェクトから配列を作ることもできる。

a = range(10)

コメント

Pythonでは # から行末まではコメント(注釈)となる。コメントはスクリプトの実行に影響を与えない。

print(i) # 表示

他のプログラミング言語によくある複数行コメントはPythonには無い。

for

Pythonで繰返し処理を行うには、for 文を使う。

for counter in range(5):
  print(counter)

配列の要素ごとに処理を繰り返すこともできる。

iterable = ['foo', 'bar', 'baz']
for item in iterable:
  print(item)

if

Pythonで条件判定を行うには、if文を使う。

if i == 1:
  print(i)
elif i == 2:
  print(i)
else
  print(i)

while

Pythonで前判定による繰返し処理を行うには、while文を使う。

while i < 10
  print(i)
  i = i + 1

list()

list型のオブジェクトを生成するには、list()関数を使う。

a = list((0, 1, 2))

range()

range型のオブジェクトを生成するには、range()関数を使う。

for i in range(3):
  print(i)

split()

空白で区切られた文字列を分割してリストにするには、split()関数を使う。

s = "foo bar baz"
print(s.split())

引数で区切り文字を指定することもできる。

s = "foo bar baz"
print(s.split(','))

re

Pythonでは正規表現を使うことができる。

import re
s = "string"
m = re.match(r('[a-z]+'), s)
  

requests

Python からWeb APIを呼び出すには、requestsモジュールをインポートする。そのため、初めに一度だけrequestsモジュールをインストールする必要がある。

Pythonのrequestsモジュールをインストールするには、次のコマンドを実行する。

pip install requests

または、次のコマンドを実行する。

python -m pip install requests

datetime

datetime.now()

datetimeオブジェクトのnowメソッドで現在の日付と時刻を取得できる。

import datetime

dt_now = datetime.datetime.now()
print(dt_now)

sys

Python の sys モジュールは、インタプリタで使用・管理している変数や、インタプリタの動作に深く関連する関数を定義している。このモジュールは常に利用可能である。

説明
sys.argv Python スクリプトに渡されたコマンドライン引数のリスト

Python スクリプトに渡されたコマンドライン引数のリスト

sys.argv は、Python スクリプトに渡されたコマンドライン引数のリストを表す。argv[1] 以降にコマンドライン引数が格納され、argv[0] にはスクリプト名が格納される。

渡されたコマンドライン引数を表示するスクリプトを以下に示す。

import sys
for arg in argv.sys:
    print(arg)

スクリプトの実行例を次に示す。

$ python3 example.py foo bar
example.py
foo
bar