apt

apt はパッケージ管理システムの CLI(コマンドラインインタフェース)である。Debian やその派生ディストリビューションである Ubuntu、Linux Mint で使用できる。

apt [options] [command]

オプション

以下に示すオプションを apt コマンドに指定できる。

-h
ヘルプを表示して、コマンドを終了する。
--help
GNU 形式のオプションであり、POSIX 形式の -h オプションと機能は同じである。
-v
バージョン情報を出力して、コマンドを終了する。
--version
GNU 形式のオプションであり、POSIX 形式の -v オプションと機能は同じである。

コマンド

以下に示すコマンドを apt の引数に指定できる。

apt コマンド
コマンド
search
show
upgrade
full-upgrade
edit-sources
install pkg ...
パッケージをインストールする。空白で区切って、複数のパッケージを指定できる。
$ sudo apt install default-jre
list
パッケージの一覧を表示する。スーパーユーザ(rootユーザ)の権限は不要である。

$ sudo apt list
remove pkg ...
パッケージをアンインストールする。
$ sudo apt remove default-jre
update
パッケージ・インデックスを更新する。
$ sudo apt update

必要な権限

apt コマンドを実行するには、スーパーユーザ(rootユーザ)の権限が必要である。

$ sudo apt install example

ファイル

apt コマンドに関するファイルには次のものがある。

/etc/apt/sources.list
パッケージのフェッチ元の場所
/etc/apt/apt.conf
APT構成ファイル

Advanced Packaging Tool (APT)

Advanced Packaging Tool (APT)とは、Debian用に開発されたパッケージ管理システムである。

リポジトリの設定は、/etc/apt/sources.listファイルに記載されている。

deb file:///home/horiuchi/installer/packages ./

apt-get と apt の違い

apt-get コマンドの設計上のミスを克服したものが apt コマンドである。

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参考文献

Software in the Public Interest (2023) 6.2. aptitude、apt-get、apt コマンド Debian 管理者ハンドブック