DROP ROLE

DROP ROLEとは、ロールを削除するSQL文です。既にそのロールが付与されているユーザやロールがあった場合、それらは剥奪されます。

Oracle

ロールを削除する。

DROP ROLE role_name

role_name

削除するロールの名前を指定する。ロールは非スキーマオブジェクトなので、スキーマ名を指定することはできない。

必要な権限

DROP ROLE文を使用するには、DROP ANY ROLEシステム権限を持っているか、ADMIN OPTION付きのロールが付与されている必要がある。

使用例

ロールを削除する例を次に示す。

DROP ROLE manager

データディクショナリビュー

ロールに関するデータ・ディクショナリ・ビューには、次のものがある。

DBA_ROLE_PRIVS

Oracleデータベース内のすべてのユーザーおよびロールに付与されたロール

DBA_ROLES

データベース内のすべてのロール

ROLE_ROLE_PRIVS

別のロールに付与されたロール

USER_ROLE_PRIVS

現在のユーザーに付与されたロール

MySQL

ひとつ以上のロール (権限の名前付きコレクション) を削除する。

DROP ROLE [ IF EXISTS ] role_name [, role_name ] ...

PostgreSQL

データベースロールを削除する。

DROP ROLE [ IF EXISTS ] role_name [, ...]

SQL Server

データベースからロールを削除する。

DROP ROLE [ IF EXISTS ] role_name

関連SQL

CREATE ROLE

ロールを作成する。

ALTER ROLE

ロールを変更する。

GRANT

ロールに権限を付与したり、ユーザにロールを付与する。

REVOKE

ロールから権限を剥奪したり、ユーザからロールを剥奪する。