ALTER SESSIONとは、セッション・パラメータを変更するSQL文である。
ALTER SESSION SET parameter = value ...
パラメータ名と値の組み合わせは、空白で区切って、複数指定できる。
ALTER SESSION {ENABLE|DISABLE|FORCE} PARALLEL {DML|DDL|QUERY}
セッション・パラメータ | 説明 |
---|---|
CONTAINER | 接続先のコンテナ |
CURRENT_SCHEMA | セッションの現行のスキーマ |
EVENTS | イベント |
NLS_DATE_FORMAT | デフォルトの日付書式 |
NLS_LANGUAGE | データベースのデフォルト言語 |
STATISTICS_LEVEL | データベースおよびオペレーティング・システムの統計の収集レベル |
接続先のコンテナを切り替える。
SQL> ALTER SESSION SET CONTAINER=pdb1
カレント・スキーマ(スキーマ名を省略した時のデフォルトのスキーマ)を変更する。
SQL> ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = tsuka;
TO_CHAR 関数および TO_DATE 関数で使用するデフォルトの日付書式を指定する。
SQL> ALTER SESSION SET NLS_DATE_FORMAT = 'YYYY/MM/DD HH24:MI:SS';
エラー・メッセージの言語を日本語に変更する。
SQL> ALTER SESSION SET NLS_LANGUAGE = JAPANESE;
トレースファイル識別子を設定する。
SQL> ALTER SESSION SET tracefile_identifier='10046';
パラメータ | ALTER SESSION | ALTER SYSTEM |
---|---|---|
LOG_ARCHIVE_DEST_1 | ✓ | ✓ |
NLS_DATE_FORMAT | ✓ | ✗ |
NLS_TIMESTAMP_FORMAT | ✓ | ✗ |
STATISTICS_LEVEL | ✓ | ✗ |
TRACEFILE_IDENTIFIER | ✓ | ✗ |
データベース・リンクをクローズする。
ALTER SESSION CLOSE DATABASE LINK dblink
SQL> ALTER SESSION CLOSE DATABASE LINK dblink.example.com;
使用中のデータベース・リンクをクローズしようとすると、「ORA-02080: データベース・リンクは使用中です。」のエラーが発生する。
マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)において、指定したコンテナに切り替える。
ALTER SESSION SET CONTAINER = container_name [ SERVICE = service_name ]
SQL トレース機能を使用可能または使用禁止にするには、ALTER SESSION システム権限が必要である。
再開可能な領域割当てを使用可能または使用禁止にするには、RESUMABLE システム権限が必要である。
特に指定がないかぎり、これ以外の操作についての権限は必要ない。