findは指定した条件に一致するファイルを検索するUnixコマンドである。
find dir options
検索する基点となるディレクトリを指定する。指定したディレクトリの中にサブディレクトリがある場合、再帰的に検索される。
optionsには検索条を指定できる。また、検索条件に合致するファイルやディレクトリに対して行う処理も指定できる。
commandで指定したコマンドを実行して、 実行したコマンドが終了ステータスとして0を返した場合に真となる。コマンドの終わりには、 コマンドの終了を表すセミコロン(;)を付ける必要がある。コマンド引数{}は、現在のパス名に置き換えられる。
検索条件: なし。
処理: 検索条件に合致するファイルやディレクトリのパスを表示する。
検索条件: ファイルやディレクトリのタイプを指定する。
type | 説明 |
---|---|
d | ディレクトリ |
f | 通常ファイル |
処理: なし。
OS | 対応 |
---|---|
Linux | OK |
Solaris | OK |
ファイルやディレクトリの情報をフルパスで出力する。
$ find /home/tsuka -exec ls -ed {} \;
再帰的にディレクトリのパーミッションを変更する。
$ find /home/tsuka -type d -exec chmod 775 {} \;
再帰的にファイルのパーミッションを変更する。
$ find /home/tsuka -type f -exec chmod 664 {} \;