Javaサーブレットのパッケージ「javax.servlet.http」には、サーブレットのクラスと実行環境の間でHTTP通信を行う際のクラスとインタフェースを含んでいます。
javax.servlet.httpは、サーブレットのクラスと実行環境の間でHTTP通信を行う際のクラスとインタフェースを含むパッケージである。
javax.servlet.httpパッケージには、次に示すインタフェースがある。
| インタフェース | 説明 |
|---|---|
| HttpServletRequest | HTTPサーブレット用の要求情報を提供するため、ServletRequestインタフェースを拡張したもの。 |
| HttpServletResponse | 応答を送信する際にHTTP固有の機能を提供するため、ServletResponseインタフェースを拡張したもの。 |
| HttpSession | ユーザがWebサイト内の複数のページを訪れる際に、ユーザを識別したり、ユーザに関する情報を保存するための方法を提供する。 |
javax.servlet.httpパッケージには、次に示すクラスがある。
| クラス | 説明 |
|---|---|
| Cookie | クッキーを作成する。 |
| HttpServlet | サーブレットの抽象化クラス |
| メソッド | 説明 |
|---|---|
| service | publicで定義されたserviceメソッド経由で標準HTTPリクエストを受け取り、それらをこのクラスで定義されたdoXXXメソッドにディスパッチする。 |
| doDelete | ServletにDELETEリクエストを処理可能にされるため、serviceメソッド経由でサーバによって呼び出される。 |
| service | クライアントからのリクエストを、protectedと定義されたservletメソッドにディスパッチする。
|
protected void service(HttpServletRequest req, HttpServletResponse res)
protected void doDelete(HttpServletRequest req, HttpServletResponse res)
void service(ServletRequest req, ServletResponse res)
応答を送信する際にHTTP固有の機能を提供するため、ServletResponseインタフェースを拡張したもの。
| フィールド | 説明 |
|---|---|
| SC_OK | HTTPのステータスコード200 (OK) |
| SC_FORBIDDEN | HTTPのステータスコード403 (Forbidden) |
| SC_NOT_FOUND | HTTPのステータスコード404 (Not Found) |
| SC_INTERNAL_SERVER_ERROR | HTTPのステータスコード500 (Internal Server Error) |
レスポンスのステータス・コードを設定する。
void setStatus(int sc)