Javaのインストール方法

Javaのインストール方法でお悩みなあなたへ。この記事では、Javaのインストール手続きについて解決する方法をご紹介しています。これを見れば、迷うことなく簡単にJavaをインストールする手順がわかります。

Javaのインストール方法

Javaには2種類あり、いずれか片方をインストールする。

2種類のJava
種類説明
JRE Javaの実行環境
JDK Javaの開発・実行環境

JRE (Java Runtime Environment)はJavaの実行環境である。Javaアプリケーションを実行したいなら、JREをインストールする。

JDK (Java Development Kit)はJavaの開発・実行環境である。Javaアプリケーションを開発したいなら、JDKをインストールする。なお、JDKはJREも含んでいるので、JREを別途インストールする必要はない。

Microsoft WidowsにJREをインストールする

JREは次の手順でインストールする。

  1. JavaのWebサイト(https://www.java.com/ja/)をWebブラウザで開く。
  2. 「無料Javaのダウンロード」のリンクをクリックする。
  3. 「同意して無料ダウンロードを開始」のリンクをクリックする。
  4. ダウンロードしたexeファイルを実行する。

Microsoft WidowsにJDKをインストールする

JDKは次の手順でインストールする。

  1. Oracle Technology NetworkのWebサイト(https://www.oracle.com/technetwork/jp/java/)をWebブラウザで開く。
  2. 「Java SE」のリンクをクリックする。
  3. 「DOWNLOAD」ボタンをクリックする。
  4. Windows x64のJDKをダウンロードする。
  5. ダウンロードしたexeファイルを実行する。
  6. JDKをインストールした場所のbinフォルダのパスを環境変数PATHに追加する。

Debian系LinuxディストリビューションにJREをインストールする

Debian、UbuntuおよびLinux Mint等のDebian系LinuxディストリビューションでJRE (Java Runtime Environment) がインストールされているか確認する前に、パッケージインデックスを更新する。

$ sudo apt update

JREが既にインストールされているか確認するには、java コマンドを実行する。もしJREがインストールされていなければ、javaコマンドを実行するためにインストールすべきパッケージの一覧が表示される。

$ java -version

Command 'java' not found, but can be installed with:

sudo apt install openjdk-11-jre-headless  # version 11.0.11+9-0ubuntu2~20.04, or
sudo apt install default-jre              # version 2:1.11-72
sudo apt install openjdk-13-jre-headless  # version 13.0.7+5-0ubuntu1~20.04
sudo apt install openjdk-16-jre-headless  # version 16.0.1+9-1~20.04
sudo apt install openjdk-17-jre-headless  # version 17+35-1~20.04
sudo apt install openjdk-8-jre-headless   # version 8u292-b10-0ubuntu1~20.04

Debian系LinuxディストリビューションにJREをインストールするには、aptコマンドを使用する。

$ sudo apt install default-jre

Javaを実行して、JREのインストールが成功したことを確認する。

$ java -version
openjdk version "11.0.11" 2021-04-20
OpenJDK Runtime Environment (build 11.0.11+9-Ubuntu-0ubuntu2.20.04)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 11.0.11+9-Ubuntu-0ubuntu2.20.04, mixed mode, sharing)

Debian系LinuxディストリビューションにJDKをインストールする

Debian、UbuntuおよびLinux Mint等のDebian系LinuxディストリビューションでJDK (Java Developmen Kit) がインストールされているか確認する前に、パッケージインデックスを更新する。

$ sudo apt update

JDKが既にインストールされているか確認するには、javacコマンドを実行する。もしJDKがインストールされていなければ、javacコマンドを実行するためにインストールすべきパッケージの一覧が表示される。

$ javac -version

Command 'javac' not found, but can be installed with:

sudo apt install openjdk-11-jdk-headless  # version 11.0.11+9-0ubuntu2~20.04, or
sudo apt install default-jdk              # version 2:1.11-72
sudo apt install openjdk-13-jdk-headless  # version 13.0.7+5-0ubuntu1~20.04
sudo apt install openjdk-16-jdk-headless  # version 16.0.1+9-1~20.04
sudo apt install openjdk-17-jdk-headless  # version 17+35-1~20.04
sudo apt install openjdk-8-jdk-headless   # version 8u292-b10-0ubuntu1~20.04
sudo apt install ecj                      # version 3.16.0-1

Debian系LinuxディストリビューションにJDKをインストールするには、aptコマンドを使用する。

$ sudo apt install default-jdk

javacコマンドを実行して、JDKのインストールが成功したことを確認する。

$ javac -version
javac 11.0.11

環境変数の設定

環境変数とは、アプリケーションに関する設定を保持するためにあるOS(オペレーティングシステム)の仕組みである。Javaの環境変数には次のものがある。

Javaの環境変数
環境変数説明
CLASSPATH実行したいJavaのクラスファイル(.class)があるフォルダのパス
PATH実行ファイル(.exe)があるフォルダのパス ※Windowsのみ

Linuxの場合、環境変数の設定方法はシェルの種類によって異なる。