<IMG> は画像(image)を表示するHTMLタグです。IMG要素タイプはインライン要素です。
HTML要素のタグ名、属性名および属性値は、大文字と小文字のどちらでもよい。
<img></img>
<IMG></IMG>
img 要素の終了タグは省略できる。
<img>
<IMG>
XML 形式で終了タグを省略することもできる。
<img />
次に示す属性をimg要素に指定することができる。
<img src="img.jpg" class="responsive rounded">
値 | 説明 |
---|---|
eager | 画像を可能な限り早く読み込む |
lazy | 画像を遅延読み込みする |
loading 属性に eager を指定すると、HTMLの読み込み時に画像も読み込む。これはデフォルトの動作である。
loading 属性に lazy を指定すると、実際に画像を表示するときに画像を読み込む。たとえば、スクロールしないと見えない位置にある画像は、スクロールしたときに読み込まれる。これにより、初期表示を高速に行うことができる。loading 属性に lazy を指定する場合は、width 及び height 属性も指定する必要がある。
<img src="/img/avator.jpg" loading="lazy" width="300" height="300">
<img src="/img/avator.jpg">
<img src="img.png" style="height: 250px; width: 300px">
高さ又は幅のどちらか片方だけを指定した場合、アスペクト比が維持されたまま拡大又は縮小される。
<img src="/img/avator.jpg" style="width: 200px;">
高さと幅の両方を指定した場合、指定した大きさで表示される。このときアスペクト比は維持されない。
<img src="/img/avator.jpg" style="height: 200px; width: 300px;">
画面の幅によって画像の表示サイズが変化するレスポンシブな表示でも width と height 利用してレイアウトシフトを防ぐことができる。
img {
width: 100%;
height: auto;
}
<img src="example.jpg" width="1280" height="720" alt="example">
W3C標準仕様ではない独自拡張属性だが、多くのWebブラウザでサポートされている。
フローコンテンツ、フレージングコンテンツ、エンベデッドコンテンツ、インタラクティブコンテンツ
JavaScriptからはHTMLImageElementインタフェースを通じてimg要素へアクセスできる。
HTMLImageElementインタフェースのプロパティ一覧を次に示す。
AMP (Accelerated Mobile Pages) では <img>
の代わりに <amp-img>
を使う。
Web Hypertext Application Technology Working Group 2023. Embedded content. HTML Living Standard