pg_restoreは、pg_dumpによって作成されたカスタム形式またはtar形式のアーカイブファイルからPostgreSQLデータベースをリストアするコマンドである。
pg_restore [connection-options] [options] [filename]
リストアするアーカイブファイルを指定しなかった場合、標準入力からアーカイブを読み取る。
pg_restoreコマンドのconnection-optionsには、次のデータベース接続オプションを指定できる。
PostgreSQLサーバのホスト名を指定する。ホスト名を指定しなかった場合は、環境変数PGHOSTに設定されたホスト名が使われる。
PostgreSQLサーバのポート番号を指定する。
データベース接続ユーザ名を指定する。
pg_restoreコマンドのoptionsには、次のオプションを指定できる。
再作成前にデータベースオブジェクトを整理(削除)する。
指定したベータベースに接続して直接リストアする。
ファイル形式を指定する。
format | 説明 |
---|---|
c | カスタム形式アーカイブを出力する。 この形式で出力した場合、リストアはpg_restoreコマンドを使用する。 |
custom | |
t | tar形式のアーカイブを出力する。 この形式で出力した場合、リストアはpg_restoreコマンドを使用する。 |
tar |
データベースオブジェクトを初期化するときに条件コマンドを使う。
指定したスキーマ内のオブジェクトのみをリストアする。