if文とは条件分岐の制御構文であり、条件に合致した場合のみ実行する処理を記述することができる。PHPにおいてif文は次のように記述する。
if (条件1) {
// 条件1が真のときに実行する処理
} else if (条件2) {
// 条件2が真のときに実行する処理
} elseif (条件3) {
// 条件3が真のときに実行する処理
} else {
// 上記の条件がいずれも偽のときに実行する処理
}
if文は次のように記述することもできる。この場合、else if (条件):
と記述できないので注意。
if (条件1):
// 条件1が真のときに実行する処理
elseif (条件2):
// 条件2が真のときに実行する処理
else:
// 上記の条件がいずれも偽のときに実行する処理
endif;
for文とは反復の制御構文であり、繰り返し行う処理を記述することができる。PHPにおいてfor文は次のように記述する。
for (変数 = 初期値; 繰り返し条件; 増分)
{
// 繰り返し処理
}
for文は次のように記述することもできる。
for (変数 = 初期値; 繰り返し条件; 増分):
// 繰り返し処理
endfor;
HTMLテンプレート内でfor文を使用する例を示す。
<?php for ($i = 1; $i <= 9; $i++): ?>
<input type="text">
<?php endfor ?>
foreachは、配列または連想配列に対して先頭から順に繰り返し処理を行う。
配列の場合
foreach (配列 as 値変数)
{
// 繰り返し処理
}
連想配列の場合
foreach (連想配列 as キー変数 => 値変数)
{
// 繰り返し処理
}
foreach文は次のように記述することもできる。
foreach (配列 as 値変数):
// 繰り返し処理
endforeach;
配列がnullの場合、foreach文はエラーとなる。配列がnullの場合でもエラーとはせず、繰り返し処理を実行させないためには、配列にキャストすればよい。
foreach ((array)$array as $element)
{
// 繰り返し処理
}
上記のサンプルコードでは、$array
がnullの場合は、要素が0個の配列になるためエラーとはならない。また、配列の要素が0個のため繰り返し処理は1回も実行されない。
switch文とは条件分岐の制御構文であり、条件に合致した場合のみ実行する処理を記述することができる。PHPにおいてswitch文は次のように記述する。
switch (評価式)
{
case 値1:
// 評価式の値が値1に一致する場合に実行する処理
break;
case 値2:
// 評価式の値が値2に一致する場合に実行する処理
break;
default:
// 評価式の値がいずれのcaseにも一致しなかった場合に実行する処理
break;
}
switch文は次のように記述することもできる。
switch (評価式):
case 値1:
// 評価式の値が値1に一致する場合に実行する処理
break;
case 値2:
// 評価式の値が値2に一致する場合に実行する処理
break;
default:
// 評価式の値がいずれのcaseにも一致しなかった場合に実行する処理
break;
endswitch;
while文とは反復の制御構文であり、繰り返し行う処理を記述することができる。PHPにおいてwhile文は次のように記述する。
while (条件)
{
// 繰り返し処理
}
while文は次のように記述することもできる。
while (条件):
// 繰り返し処理
endwhile;
do文と異なり、while文は反復処理の前に条件を検証する。したがって、繰り返し処理を1回も実行しないことがある。
do文とは反復の制御構文であり、繰り返し行う処理を記述することができる。PHPにおいてdo文は次のように記述する。
do
{
// 繰り返し処理
}
while (条件)
while文と異なり、do文は反復処理の後に条件を検証する。したがって、最低1回は繰り返し処理を実行する。