Oracleデータベースの起動や停止などの操作を行う前に、Oracleデータベースに接続する必要がある。SQL*PlusではCONNECTコマンドでデータベースに接続できる。
Oracleデータベースに接続(ログイン)するには、認証が必要である。認証には「パスワード認証」と「OS認証」という2通りの認証方法がある。
「パスワード認証」とは、Oracleデータベースのユーザ名とパスワードで認証する方法である。
「OS認証」とは、オペレーティングシステムのユーザアカウントで認証する方法である。OS認証では、あらかじめOracleデータベースに接続するOSアカウント(ユーザ)を決めておき、そのユーザであればパスワード不要でOracleデータベースに接続できる。 OSにログインする際にアカウントのパスワードを入力するので、そこでセキュリティを担保する方法である。
パスワード認証でOracleデータベースに接続する。CONNECTの代わりに省略形のCONNでもよい。
CONNECT user/password@connect_identifier
CONNECT user@connect_identifier
CONNECT user/password
CONNECT user
OS認証でOracleデータベースに接続する。
CONNECT / AS SYSDBA
CONNECT / AS SYSOPER
CONNECT /
Oracleデータベースへの接続に使用するユーザ名を指定する。
Oracleデータベースへの接続に使用するユーザのパスワードを指定する。パスワードの指定を省略した場合は、SQL*Plusが起動した後にパスワードの入力が促される。
Oracle Net接続識別子を指定する。
SYSDBA権限で接続する。
SYSOPER権限で接続する。
ネットワーク経由でリモートのOracleデータベースに接続する例
SQL> CONNECT scott/tiger@exampledb
接続されました。
SQL>
ネットワーク経由でリモートのOracleデータベースにパスワード指定なしで接続する例
SQL> CONN scott@exampledb
パスワードを入力してください:
接続されました。
SQL>
オペレーティングシステム認証を使用してOracleデータベースにSYSDBA権限で接続する例
$ CONNECT / AS SYSDBA