Oracleデータベースの開発ツールであるSQL Developerのインストール方法や接続、SQL実行、実行計画の見方などを解説します。
Oracle SQL Developerとは、OracleデータベースをGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)で操作する開発ツールであり、無料で使用できる。OracleデータベースをCUI(キャラクタ・ユーザ・インタフェース)で操作するSQL*Plusのコマンドも(一部)使用できる。
Oracle SQL Developerは、Oracle Technology Network Japanのサイトからダウンロードできる。
Oracle SQL Developerをインストールするには、OTN Japanからダウンロードしたファイルを展開する。
保存済みのデータベース接続の設定は、「接続」ペインに表示される。次回からはこの接続設定を選択してデータベースと接続できる。
Oracle SQL Developer で日付表示の書式を変更するには、以下の手順で行う。
Oracle SQL Developer で表をエクスポートするには、以下の手順で行う。
Oracle SQL Developer でSQLファイルを実行するには、以下の手順で行う。
実行計画を出力するには、データベースに接続した状態でSQL文にカーソルを置き、「実行計画」アイコンをクリックする。
実行計画 | 説明 |
---|---|
TABLE ACCESS (FULL) | 全表スキャン |
HASH JOIN | ハッシュ結合 |
HASH JOIN (RIGHT OUTER) | ハッシュ結合 |
SQL Developerは、PL/SQLプロシージャ、ファンクション及びパッケージをデバッグする機能が備わっている。デバッグではブレークポイントを設定したり、ステップ実行ができる。デバッグするにはデバッグモードでコンパイルする必要がある。
SQL Developerで「残りの結合グラフから切断されています」と警告が表示されることがある。これは、1対多のテーブル間の結合条件を、「多」」の方から先に記述していることが原因である。ただし、この警告が表示されていても、SQLの動作には問題ない。