JavaScript JSONオブジェクト

JSON (JavaScript Object Notation)はデータ記述言語の一種である。おもにJavaScriptで使われている。

JSONとは

JavaScriptのJSONオブジェクトは,JavaScript Object Notation (JSON)を表す標準組み込みオブジェクトである。

JSONにおいて、オブジェクトは次のように表す。

{ "key" : value [, "key" : value ...] }

value には、次の値を指定できる。

JSONオブジェクトの記述例を示す。

{
  "foo": 1,
  "bar": 2.3,
  "baz": "qux",
  "quux": true,
  "foobar": [ 4, 5, 6 ],
  "foobaz": {
    "fooqux": 7,
    "fooquux": 8.9
  },
  "barfoo": null
}

文字列に引用符を含めるには「\」でエスケープする。

{ "foo" : "bar\"baz\"qux" }

JSONオブジェクトのメソッド

JSONオブジェクトのメソッド
メソッド 説明
parse 文字列をJSONオブジェクトに変換する。
stringify オブジェクトをJSON形式の文字列に変換する。

JSONP

JSONP (JSON with padding)とは、scriptタグを使用してクロスドメインデータ取得する仕組みである。

セキュリティ上の理由により、Webページからは、そのページを生成したドメイン以外のサーバと通信することができない。しかし、HTMLのscript要素のsrc属性には別ドメインのURLを指定して通信できるので、これを利用して別ドメインのサーバからデータを取得する。

参考文献

Internet Engineering Task Force 2017. RFC8259: The JavaScript Object Notation (JSON) Data Interchange Format