Google code-prettifyとは、HTMLやJava、SQLなどのコードスニペットをCSSとJavaScriptを使って見やすく色分けして表示させるシンタックスハイライターです。この記事では、その使い方をサンプルを交えて紹介します。
Google code prettifyの使い方は、自動ローダの読み込みとコードスニペットの表示の2つの手順に分かれる。
HTML文書に次のスクリプトタグを含める。
<script src="https://cdn.rawgit.com/google/code-prettify/master/loader/run_prettify.js"></script>
このスクリプトタグは、CDNからgoogle-code-prettifyのJavaScriptを読み込むことを意味している。
HTMLのPREタグまたはCODEタグにprettyprintクラスを指定する。
<pre class="prettyprint"> ... </pre>
コードスニペットに行番号を表示させるには、PREタグまたはCODEタグにprettyprintクラスに加えて、linenumsクラスを指定する。
<pre class="prettyprint linenums"> ... </pre>
なお、行番号は5行毎に表示される。
Google code prettifyには、さまざまなテーマが用意されている。テーマを利用することで、コードスニペットの見栄えを変えることができる。テーマを使用するには、自動ローダのURLにパラメータ「skin」を追加する。
<script src="https://cdn.rawgit.com/google/code-prettify/master/loader/run_prettify.js?skin=desert"></script>
skinパラメータには、次のテーマを指定できる。
google-code-prettifyによるHTMLのコードスニペット表示例を示す。
<html> <head> <title>google-code-prettify</title> <script src="https://cdn.rawgit.com/google/code-prettify/master/loader/run_prettify.js"></script> </head> <body> <h1>Google code prettify</h1> <p>google-code-prettifyの表示例</p> <pre class="prettyprint linenums"> code </pre> </body> </html>
google-code-prettifyによるJavaのコードスニペット表示例を示す。
package com.segakuin.example; public class Example { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello, world."); } }
google-code-prettifyでSQLのコードスニペットを表示させるには、SQLのコードを小文字で書かなければならない。SQL文を大文字で書くと、ハイライト表示されない。
SQLの表示例を示す。
select empno from emp where deptno = 20;