log4j.xmlはJavaロギングユーティリティ「Log4j」の設定ファイルであり、XML形式で記述する。
log4j.xmlの例を示す。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<!DOCTYPE log4j:configuration SYSTEM "log4j.dtd">
<log4j:configuration xmlns:log4j="http://jakarta.apache.org/log4j/">
1行目はXML宣言であり、XMLのバージョンとエンコーディングを記述する。
2行目は文書タイプ宣言であり、ルート要素や公開識別子などを記述する。
3行目はルート要素である。XML名前空間に別名を指定することが多い。
<appender name="name" class="class">
<param name="name" value="value">
...
layout
[filter]
</appender>
<append>タグには次の属性を指定する。
アペンダの名前
アペンダのクラス名
クラス名 | 説明 |
---|---|
org.apache.log4j.ConsoleAppender | ログをコンソールに出力するアペンダクラス |
org.apache.log4j.FileAppender | ログをファイルに出力するアペンダクラス |
org.apache.log4j.RollingFileAppender | ログをローテートファイルに出力するアペンダクラス |
子要素paramにはアペンダのプロパティを指定する。
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
Append | trueの場合、ログファイルの末尾に追加される。falseの場合、既存のファイルの内容はクリアされる。 |
File | 書き込み先のファイル名 |
Encoding | 出力ストリームのエンコーディング |
log4j.xmlの設定例を次に示す。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<!DOCTYPE log4j:configuration SYSTEM "log4j.dtd">
<log4j:configuration xmlns:log4j="http://jakarta.apache.org/log4j/">
<appender name="console" class="org.apache.log4j.ConsoleAppender">
<layout class="org.apache.log4j.PatternLayout">
<param name="ConversionPattern" value="%d{yyyy-MM-dd HH:mm:ss} %-5p %c{1}:%L - %m%n" />
</layout>
</appender>
</log4j:configuration>