Google Chromeデベロッパーツール

目次

  1. URI
  2. パネル
    1. Console
    2. Network
    3. Sources
  3. メニュー
    1. Show console drawer
    2. Hide console drawer
  4. Console drawer
Developer Tools
Figure 1. Developer Tools

Chromeの起動オプション

--allow-file-access-from-files

file URIスキームからの読み込みを許可する。Ajaxでローカルファイル(file:// path )を読み込めるようになる。

URI

Google Chrom に特殊な URI を入力することで、様々な設定画面を表示することができる。

URI
項目 URI
Settings chrome://settings/
DNS chrome://net-internals/#dns
Sockets chrome://net-internals/#sockets

デベロッパーツール

Chromeのデベロッパーツールを開くには、メニューから[その他のツール] - [デベロッパー ツール]をクリックする。

Chromeのデベロッパーツールは次の情報を表示することができる。

パネル 説明
Console JavaScript コンソール
Elements ウェブページの要素を検証できる。
Network ウェブページでロードされるリソースを検証できる。
Sources ウェブページで使用しているCSSJavaScriptを編集して、表示に反映させることができる。
Resources ウェブページを構成するリソース(Cookieローカルストレージ、セッションストレージ)を確認できる。
Audits ウェブページの診断を行える。
Console ウェブページのHTMLやJavaScriptのエラーが表示される。

Console

コンソール・パネルには JavaScript のエラー、ログ及びスタックトレースが出力される。

Network

HTTP Request Header、FormのPostデータ、HTTP Response Headerを見ることができる。

Sources

Sourcesパネルでは、Webページで使用しているJavaScrptやCSSを編集して、表示に反映させることができる。

ソースビュー上で右クリックすると、右クリックメニューが表示される。右クリックメニューの項目を次に示す。

項目 説明
Save JavaScriptやCSSの変更を表示に反映させる。ただし、ページをリロードすると、変更した内容は破棄される。
Save as 変更した内容をローカルのファイルに保存する。

ブレークポイントを設定するには、JavaScriptソースの任意の行番号を右クリックし、コンテキストメニューの「Add breakpoint」をクリックする。

ブレークポイントから実行を再開するには、「Resume script execution」のアイコンをクリックする。

Resources

ChromeデベロッパーツールのResourcesパネルは、次のリソースを確認できる。

Resource Description
Local Storage ローカルストレージ
Session Storage セッションストレージ

メニュー

Google Chrome デベロッパーツールのメニューには、以下に示す項目がある。

Show console drawer

Console drawer を開く。

Hide console drawer

Console drawer を閉じる。

Console drawer

Console drawer には、以下にパネルがある。

Network conditions

Network conditions パネルには、以下に示す項目がある。

Caching
Disable cache にチェックを入れると、キャッシュを無効にする。
User agent
Use browser deault にチェックを入れると、ユーザー・エージェントをブラウザのデフォルト値にする。

Use browser deault のチェックを外すと、ユーザー・エージェントの値を指定できる。いわゆる、ユーザー・エージェント偽装である。

ユーザー・エージェントを変更した場合、F5 を押下して画面を更新する必要がある。

TVer 等、ユーザーエージェントをチェックして、Microsoft Windows と Mac 以外は動画を再生出来ないようにしているウェブサイトがあるが、本来は Linux の Google Chrome でも動画を再生できる筈である。このようなときは、ユーザーエージェントを偽装することにより、動画を再生できるようになる。