スタイルシート属性 line-break は、行末の禁則処理を指定します。
禁則処理とは、行の先頭に来ることが望ましくない文字が、行の先頭に来ないように改行位置を調整することです。通常、日本語の文章では句読点や拗音は行の先頭に来ることはありません。
line-break: mode
値 | 意味 |
---|---|
auto | ユーザーエージェントに一任する。(初期値) |
loose | 最も制約の少ない改行規則でテキストを改行する。 |
normal | 最も一般的な改行規則でテキストを改行する。 |
strict | 最も厳しい改行規則でテキストを改行する。 |
anywhere | 改行に対するあらゆる禁止を無視する。 |
以下に示す禁則文字の前で改行して、禁則文字が行頭にくることを防ぐ。
禁則文字 | anywhere | loose | normal | strict |
---|---|---|---|---|
捨て仮名(小書き文字) | 許可 | 許可 | 許可 | 禁止 |
ひらがなとカタカナの長音符 | 許可 | 許可 | 許可 | 禁止 |
〜 ゠ | 許可 | 許可 | 許可 | 禁止 |
‐ – | 許可 | 許可 | 禁止 | 禁止 |
々 〻 ゝ ゞ ヽ ヾ | 許可 | 許可 | 禁止 | 禁止 |
・ : ; ・ ‼ ⁇ ⁈ ⁉ ! ? | 許可 | 許可 | 禁止 | 禁止 |
「 」 『 』 | 許可 | 禁止 | 禁止 | 禁止 |
、 。 | 許可 | 禁止 | 禁止 | 禁止 |
次にスタイルシート属性 line-break を使用したHTMLの例を示します。
<p style="line-break: auto;">
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。
開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。
具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
</p>
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。 開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。 具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
<p style="line-break: loose;">
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。
開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。
具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
</p>
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。 開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。 具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
<p style="line-break: normal;">
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。
開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。
具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
</p>
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。 開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。 具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
<p style="line-break: strict;">
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。
開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。
具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
</p>
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。 開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。 具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
<p style="line-break: anywhere;">
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。
開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。
具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
</p>
拗音(ようおん)とは「ねじれる音」の意味で、開拗音と合拗音の二種類に分類される。 開拗音は母音の「あ・う・お」に、や行の捨て仮名「ゃ・ゅ・ょ」が付いたものである。 具体的には、「きゃきゅきょ」等が該当する。
スタイルシート属性 word-break は、行末の改行処理を指定します。
word-break: mode
値 | 意味 |
---|---|
normal | 和文は単語の途中でも改行、英文は単語の切れ目で改行(規定値) |
break-all | 単語の途中でも改行 |
keep-all | 単語の切れ目で改行 |
Webブラウザ | 対応状況 |
---|---|
Internet Explorer 6.0 | ○ |
FireFox 3.0 | ×1 |
Google Chrome 0.3 | ○ |
Opera 9.62 | ×1 |
Safari 3.2 | ○ |
1 常に単語の切れ目で改行する。
次にスタイルシート属性 word-break を使用したHTMLの例を示します。
<p style="word-break: break-all; width: 20em">This is HTML 4.01 Strict DTD, which excludes the presentation attributes and elements that W3C expects to phase out as support for style sheets matures. Authors should use the Strict DTD when possible, but may use the Transitional DTD when support for presentation attribute and elements is required.</p>
This is HTML 4.01 Strict DTD, which excludes the presentation attributes and elements that W3C expects to phase out as support for style sheets matures. Authors should use the Strict DTD when possible, but may use the Transitional DTD when support for presentation attribute and elements is required.
<p style="word-break: keep-all; width: 20em">This is HTML 4.01 Strict DTD, which excludes the presentation attributes and elements that W3C expects to phase out as support for style sheets matures. Authors should use the Strict DTD when possible, but may use the Transitional DTD when support for presentation attribute and elements is required.</p>
This is HTML 4.01 Strict DTD, which excludes the presentation attributes and elements that W3C expects to phase out as support for style sheets matures. Authors should use the Strict DTD when possible, but may use the Transitional DTD when support for presentation attribute and elements is required.
World Wide Web Consortium (2023) CSS Text Module Level 3